好きな香りを選ぶとき、瓶に入った精油(アロマオイルなど)の匂いを嗅いで確認したことはありますか?
この香り大好き!
この香りは苦手…
様々な感想があると思います。
香りを嗅いだとき、「苦手」と感じた香りの中にも実は好きな香りが混じっていることもあります。
「香りの嗅ぎ方」にもいくつかのコツがあります。
自分の好きな香りを見つけられるように、「香りの嗅ぎ方」について初心者の方にもわかりやすく解説します。
香りを嗅ぐときに注意するポイント
- 香りとの距離を適度にとる
- 1種類のみを嗅いで好き・嫌いを決めない
- たまたま嗅いだものが合わなかった場合もある
- 体調によって香りの感じ方は異なる
- 自分の直感を大切にする
これからアロマセラピーを始める方にもわかりやすく解説しますので、最後まで読んで自分の好きな香りを見つける参考にしてください。
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香りとの距離で感じ方が変わる
最初にお伝えする香りを嗅ぐときに重要なことは、香りとの距離です。
距離が近すぎると強く感じてしまい、苦手と感じる場合もあります。香りとの距離を正しくとることで、好きな香りが増えるかもしれません。
適度な距離で煽りを嗅ぐコツを解説します。
試香紙を使用して香りを嗅ぐ
一つ目は紙に香りを垂らしてから嗅ぐです。
「試香紙(ムエット)」という紙に精油を数滴垂らして、その紙から香る匂いを確かめるという方法です。
専門店では、試香紙を必ず準備しているのでぜひ聞いてみてください。
自宅で香りを確認するときは試香紙を購入する他、画用紙などで試香紙の代用もできます。
瓶を近づけすぎない
手元に試香紙がない場合・面倒な場合は、瓶ごと香りを嗅ぐこともあると思います。
そのときは、瓶を近づけすぎないようにしましょう。
どのくらいの距離がいいの?
- 何センチが最適というのはありません
- 種類によって香りの強さが異なるので、適切な距離も変わります
遠いところから少しずつ近づけて、ほのかに香る距離で嗅ぐことをおすすめします。
左右の鼻で感じ方が変わる場合もある
香りを嗅ぐときに左右の鼻で香りの感じ方が変わるというのはご存じでしたか?
こだわる方は、左の鼻・右の鼻それぞれで嗅いで香りを確認します。
ただ楽しむだけでしたら、ここまで香りを細かく嗅ぎ分ける必要はないですが、よければ試してみてください。
たくさん嗅いでいると香りが分かりにくくなる
たくさんの種類の中から好きな香りを探そうと色々嗅いでいると、だんだん香りの違いがわからなくなってきます。
そのようなときは、
- 時間をおく
- 売り場を離れる
- 自分の匂いを嗅ぐ
などを試してみてください。
精油の香りを嗅ぎすぎたときは、自分の手の匂いを嗅いでみてください。私も香りを感じにくくなったときに行う休憩方法です。
単体では苦手でもブレンドすると良いこともある
お店などで香りを嗅いだときに「苦手」と感じても、すぐに使用を諦めないでください。
なぜなら、ブレンドすることで好きになる場合があるからです。
単体だけではなくブレンドして嗅いで見る
香りは単体で使用することもありますし、複数の香りを混ぜてブレンドオイルとして活用することもあります。
一つの香りで「あまり好きじゃないなー」「苦手だなー」と感じたら、
この香りと相性の良い香りはどれですか?
一緒に嗅いでみても良いですか?
と、お店の方に聞いてみましょう。
専門店であれば、ブレンドしてくれたり、複数の香りの試香紙を渡してくれると思います。
合わせて嗅ぐことで、バランスによって「好き」に変わる場合もあります。
それでも「やっぱり苦手」と感じたときは?
無理に使わなくて大丈夫です。
香りには好みがあるのが普通なので、自分の好きな香り=今の自分に必要な香りということを意識して選んでみましょう。
好きと感じる香りを使いアロマセラピーを楽しみましょう。
香りをつけた紙を重ねて嗅ぐ
お店で香りを嗅ぐ時に使用する「試香紙」一枚の紙に一つの香りをつけて嗅ぎます。
これは複数の香りを合わせて嗅ぐ時に、いろいろな組み合わせができるというメリットもあります。
ブレンドオイルよりも手軽に色々な組み合わせを試してみることができるので、ぜひ色々な組み合わせを楽しんでみてください。
香りを重ねる順番
- 基本的にベース・ミドル・トップの順に下から重ねていく
- トップの香りが一番上もしくは手前に来るようにする
香りを重ねる順番を気にすることで、よりブレンドしたときの香りに近づけることができます。詳しくはお店で聞いてみましょう。
香りの違いがわからないのはおかしい?
少しの違いでも気になる方・異なる種類の香りでも違いがわからない方、香りに対する敏感さには個人差があります。
香りの感じ取り方は人それぞれなので、人と比べる必要はありません。
自分の感じる香りの中で選んでいけば大丈夫です。
最初から複数の香り組み合わせた「ブレンドオイル」というものも販売されています。どの組み合わせが良いかわからない方は、ブレンドオイルから試してみるのもおすすめです。
香りを嗅ぐ前に知っておいた方がいいこと
最後に香りを嗅ぐ前に知っておいてほしいことをお伝えします。
自分の直感を大切にする
香りにはそれぞれ異なる成分が含まれており、「〇〇作用」「〇〇に良い」など色々な情報があります。
作用を目的に香りの種類を選ぶこともあります。
どんな場合でも、
一番大切なことは好きな香りであるか
どんなに良い精油であっても、自分に合わないものは使わない方が良い
自分の感覚を大切に選びましょう。
お店に置いてあるものは酸化している場合もある
お店に並んでいる香りのサンプルは、酸化して香りが変化している場合もあります。
精油は酸素に触れることで少しずつ酸化します。
酸化をすると香りの成分が変わって、匂いも悪くなっていきますので注意しましょう。
今までは好きだったのに、「あれ今日のはあんまり良い香りに感じないな…」と思ったときは、酸化してしまっている可能性も…
しっかり温度や湿度管理されているお店で買うことをおすすめします。
一つのお店のみで苦手な香りを決めない
植物の産地、精油の管理方法など色々な要因で香りが決まるので、同じ種類の精油でもお店によって香りが異なることがあります。
一つの店舗で「苦手」と感じた香りでも、他のブランドでは「好き」と感じる場合も。
自分に合った精油を探すときは、一つのお店だけではなく、複数のお店で探すことをおすすめします。
香りをたくさん嗅いでいると徐々に「自分に合ったブランド」が見つかってきます。
「ここのブランドの香りはどの香りも好き」になると、香りを探すときも好きな香りに巡り合いやすいです。
最初は色々と試してみて、自分に合うものを見つけていきましょう。
香りを嗅ぐというちょっとした行為にも様々なポイントがあります。好きな香りを見つけるために、ぜひ参考にしてもらえたらと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。