夜お風呂に入らないデメリットとは？どうしても入りたくないときの対処法

お風呂に入らないといけないのは分かっているけど、体がどうしても動かないときはありませんか？

この記事では、夜お風呂に入らないことでのデメリットと、お風呂に入りたくない気持ちへの対処法を解説します。

事前に準備しておくことで、お風呂に入りたくないという気持ちを軽減することができます。夜、お風呂に入る負担を減らして、あなたに合った快適な夜の過ごし方を見つけてください。

夜お風呂に入らないデメリット7選

夜、お風呂に入らないデメリットを７つ紹介します。

夜、お風呂に入らないことによる体への負担はたくさんあります。後半で紹介する「夜お風呂に入りやすくするコツ」を読んで、実践してみましょう。
» バスタイムを快適にする方法4選
» 夜お風呂に入るためにできること6選

睡眠の質が下がる

夜お風呂に入らないと、睡眠の質が低下する可能性があります。

入浴によって体温が上昇し、その後ゆっくりと下がることで自然な眠気を誘発するメカニズムが働きます。就寝1〜2時間前に入浴すると、深い睡眠が得られやすいです。

お風呂に入らずに寝ると、体温変化が起こりにくく、寝つきが悪くなったり、睡眠中の中途覚醒が増えたりする可能性があります。

質の高い睡眠のためにも、夜のお風呂習慣は重要です。

寝具が汚れる

夜お風呂に入らずに就寝すると、寝具が汚れやすくなります。

一日の汗や皮脂、外出先で付着した埃などが直接シーツやパジャマに付着するためです。汚れた寝具は雑菌の温床となり、肌トラブルや不快な臭いの原因にもなります。

定期的な寝具の洗濯は必要ですが、夜お風呂に入ることで寝具の汚れを軽減できます。清潔な睡眠環境を維持するためにも、お風呂できれいになってから、お布団に入るようにしましょう。

肌トラブルが増える

夜お風呂に入らないことで、肌トラブルのリスクが高まります。

適切な洗顔や入浴は肌の健康維持に不可欠です。一日中付着した汚れや皮脂、汗を放置すると、毛穴の詰まりやニキビの原因となります。また、乾燥肌の人は、夜間の保湿ケアが十分に行えず、肌の乾燥やかゆみが悪化する可能性があります。

夜のお風呂で肌を清潔に保ち、適切な保湿ケアを行うことで、健康的な肌を維持しましょう。

体臭が気になる

夜お風呂に入らないと、体臭が気になる原因になります。入浴は体臭の原因となる細菌の繁殖を抑制する効果があります。

特に、わきの下や足など、汗をかきやすい部位は細菌が増殖しやすく、臭いを発生させてしまうため注意が必要です。

夜お風呂に入らずに寝ると、細菌が一晩中活動し続け、翌朝には体臭が強くなっている可能性があります。

定期的な入浴習慣は、体臭予防の基本であり、清潔感を保つために重要です。

朝バタバタする

夜お風呂に入らないと、朝の時間がバタバタしがちです。

夜に済ませておくべきお風呂を朝に回すことで、貴重な朝の時間を奪われ、ゆっくりとした朝食や身支度の時間が確保できなくなります。結果として、朝食を抜いたり、身だしなみが整わないまま外出したりする可能性が高まります。

夜のお風呂習慣は、翌朝のスムーズな始まりにも大切です。

冷えやむくみが解消されない

夜お風呂に入らないと、体の冷えやむくみが解消されにくくなります。

入浴には末梢血管を拡張させ、血液循環を促進する効果があります。入浴は一日の疲れで溜まった老廃物を排出し、むくみを解消させるのに大切です。

また、体を温めることで代謝が上がり、体の冷えも改善されます。

夜お風呂に入らないと、翌朝まで冷えやむくみが残る可能性が高くなります。体調管理のためにも、夜のお風呂は重要な習慣です。

リラックスできない

夜お風呂に入らないことで、重要なリラックスの機会を逃してしまいます。

入浴には心身のリラックス効果があり、ストレス解消に有効です。温かいお湯に浸かることで、筋肉の緊張がほぐれ、心理的にもリラックスした状態になります。

忙しい一日の終わりに入浴することで、仕事や日常生活のストレスから解放され、質の高い睡眠につながります。

夜お風呂に入ることで、1日の疲れをリセットさせて、翌日に疲労を持ち越さないようにしましょう。

バスタイムを快適にする方法4選

毎日のバスタイムを少しでも快適なものにするためには、事前の準備が大切です。バスタイムを快適にする方法を4つ紹介します。

入浴を快適な時間にするために、負担を減らし、楽しめる工夫をしてみましょう。

時短テクを最大限に活用する

時短入浴は、忙しい現代人にとって重要な習慣です。平日は仕事や家事・育児などで忙しく、効率的な時間の使い方が求められています。

時短入浴の具体的な方法として、以下の方法がおすすめです。

コンディショナー・リンスをやめる

シャンプーのみできしまない商品や、リンスが入っている2in1のシャンプーを使用することで、髪を洗う時間を短縮できます。

髪に優しいシャンプーを活用すると、髪への負担も減るのでおすすめです。

少し金額は上がりますが、毎日の時間を短縮してストレスを軽減できることや、コンディショナー代がかからないので、コスパの良い商品です。

髪を短くする

ショートヘアにすることで、洗髪や乾燥にかかる時間を大幅に減らせます。

ヘアカットに行くのが面倒という方、一度髪を短くすることで毎日のストレスが減るので、おすすめの時短テクです。

シャワーのみにする

湯船に浸かる時間を省き、シャワーで済ませることで時間を節約できます。

湯船に浸かることで体がしっかり温まり、疲れも取りやすいですが、お湯をためる・掃除をするという負担を減らすためにも、疲れている日はシャワーのみで済ませるのも一つの選択肢です。

シャワーヘッドを変える

水圧の強いシャワーヘッドを使用することで、洗い流しの時間を短縮できます。

時短入浴を習慣化することで、疲れているときの負担を減らし、お風呂に入るハードルを下げましょう。

お風呂時間を楽しくする

お風呂時間を楽しくすることで、入浴への意欲が高まり、継続的な習慣づけが簡単にます。リラックスした状態での入浴は、ストレス解消や睡眠の質の向上におすすめです。

お風呂時間を楽しくする方法として、以下のアイデアが効果的です。

上記の方法を自分好みにアレンジすることで、お風呂時間が日々の生活の中での楽しみの一つになります。

楽しみながらリラックスすることで、入浴習慣が自然と身につき、心身の健康維持にもつながるでしょう。

お風呂上がりの楽しみを作る

お風呂上がりの楽しみを作ることで、入浴へのモチベーションを高めることができます。入浴後は体が温まり、リラックス効果が高まるため、この時間を有効活用することで生活の質を向上させましょう。

お風呂上がりの楽しみの例は、以下のとおりです。

お気に入りの化粧水や美容液を使用し、ゆっくりとスキンケアを行います。温まった肌は美容成分の吸収が良くなるため効果的です。

カモミールやペパーミントなどのハーブティーを飲むことで、リラックス効果をさらに高められます。体が温まっている状態でストレッチやヨガを行うことで、筋肉の柔軟性が高まり、疲労回復にも効果的です。

これらの楽しみを日々の生活に取り入れることで、お風呂上がりの時間が特別な癒しの時間となり、入浴習慣の維持につながります。

自分に合ったお風呂上がりの楽しみを見つけましょう。

浴室や脱衣所を快適な空間にする

浴室や脱衣所を快適な空間にすることは、夜のお風呂習慣を維持する上で重要です。「脱衣所が寒い（暑い）からお風呂に行きたくない」を減らすことができます。

浴室や脱衣所を快適にする具体的な方法として、以下のポイントが効果的です。

ドライヤーの温風が温度が高くない種類もあります。低温ドライヤーは、熱によるダメージも抑えられるので、熱いのが苦手な方や熱による髪へのダメージが気になる方は試してみてください。

夜お風呂に入るためにできること6選

夜にお風呂に入るコツは、入浴時間以外を工夫することも重要です。入浴したくなる環境を作るコツは、以下のとおりです。

少しでも、「お風呂入るの面倒…」と思うタイミングを無くす工夫をしてみましょう。

お風呂前にくつろげないようにする

夜お風呂に入る習慣を身につけるには、お風呂前にくつろいでしまわないことが重要です。

「一度座るともう動きたくない…」こんなことを思ったことがある人は多いのではないでしょうか。

帰宅して一度くつろいでしまうとお風呂に入るのが大変になるので、帰宅後はリビングに行かずに直接お風呂場に行くのもおすすめです。

また、「くつろぎ過ぎるアイテムを無くす」というのも効果的な対策です。

具体的な方法として、「人をダメにするクッション」を捨てるという選択肢があります。快適すぎる家具は、一度座ると動きたくなくなる原因となります。

代わりに、適度な硬さの椅子や背もたれのないスツールを使用することで、長時間座り続けることを防ぎ、自然とお風呂に向かう動機づけになります。

人間の気合いに頼る行動は、なかなか続かないので、環境を変えることが行動を変えるためには重要です。

快適な空間作りは大切ですが、夜の入浴習慣のためには、「くつろぎすぎない」環境も大切です。

ベッド環境を快適空間にする

ベッド環境を快適な空間にすることで、お風呂上がりの楽しみを増やし、入浴へのモチベーションを高めることができます。

快適なベッド環境は睡眠の質を向上させ、結果として生活の質の向上にもつながります。

ベッド環境を快適にする具体的な方法として、以下のポイントに気を付けてみましょう。

体に合ったマットレスや枕を選ぶことで、睡眠時の快適性が向上します。寝室の環境は、22〜25度の室温と40〜60%の湿度が理想的です。

間接照明や調光機能付きの照明や香りなどを使用し、リラックスできる空間にしましょう。

お風呂上がりのベッドタイムが特別な時間となり、入浴後の楽しみが増えます。結果として、夜のお風呂習慣がより定着しやすくなるでしょう。

帰宅後のルーティーンを変更する

帰宅後のルーティーンを見直すことで、夜お風呂に入る習慣を作りやすい環境ができます。ルーティーンを変更するときは、以下のポイントに気を付けることがおすすめです。

帰宅後、休憩を挟まずにすぐお風呂に向かうと、だらだらと時間を過ごすことを防げます。夕食も入浴後にすることで、お風呂に入ってリラックスした状態で食べられます。

体への負担を考えても、食後・飲酒後すぐのお風呂は避けた方が良いです。食事から1〜2時間程度空けてから入浴するのが理想的です。そのため、入浴後に夕食を取ることで、体への負担を減らせます。

帰宅が遅くなってしまう場合は、軽めの夕食を取った後に、入浴するのも良いでしょう。

遅い時間にたくさん食べすぎてしまうと睡眠の質も低下してしまうので、消化に良いものを軽めに取ることをおすすめします。

入浴後のルーティーンを見直す

入浴後のルーティーンを効率化することで、夜のお風呂習慣を維持しやすくなります。見直すポイントは、以下のとおりです。

スキンケア・ヘアケアのルーティーンをできるだけ減らします。多くの工程があると負担が大きいため、減らすことができないか一度見直してみましょう。

入浴前に翌日の準備を終わらせておくことで、入浴後はすぐに就寝できる環境を整えます。翌日の準備も考えることが多いと労力が必要になってしまうので、事前にリストにしておく・タスク分けをしておくなど準備の負担が減らせる工夫も大切です。

入浴後のルーティーンにかかる時間と労力を削減できると、入浴を億劫に感じることが少なくなり、夜のお風呂習慣の維持につながります。

できるだけ手間を減らし、リラックスした状態で入浴できるよう心がけましょう。

ドライヤーを買い換える

効率的なドライヤーの使用は、夜のお風呂習慣のストレスを減らすために重要です。ドライヤーの性能向上により、乾燥させる時間が大幅に短縮できます。

ドライヤーを買い換える際のポイントとして、以下の点を考慮しましょう。

速乾性のあるドライヤーを使用することで、乾燥時間を短縮できます。髪質や季節に合わせて温度を調節できるモデルを選ぶことで、髪へのダメージを軽減しつつ効率的に乾かせます。

長時間の使用でも疲れにくい軽量モデルを選ぶことで、ストレスなく使用しましょう。

帰宅前にお風呂を終わらせる

家に帰る前にお風呂を済ませるのは、夜の入浴習慣を維持する上でおすすめの選択肢の一つです。就寝前2〜3時間の入浴が理想的ですが、帰宅時間が遅い場合はこの時間帯を逃してしまう可能性があります。

家に帰る前にお風呂を終わらせる具体的な方法は、ジムでお風呂に入る・銭湯に寄って入浴するなどがあります。仕事帰りにジムに立ち寄り、運動後にシャワーを浴びることで、運動習慣と入浴習慣を同時に維持できます。

帰宅後すぐにリラックスモードに入れるだけでなく、すぐにベッドに直行できるので、夜遅くまで起きていることも防げます。

どうしてもお風呂に入りたくない日の対処法

どうしても夜にお風呂に入りたくない日は、朝にお風呂に入るのも一つの選択肢です。

皮膚トラブルを防ぐためにも最低限のケアは行いましょう。

ボディシートで体を拭く

どうしてもお風呂に入りたくない日は、ボディシートで体を拭きましょう。体を拭いて汚れを落とすことで、皮膚トラブルを起こさないために一定の効果があります。

ただし、ボディシートで体を拭くことは、入浴の替わりにはならないため、可能な限り早めに入浴することが望ましいです。

シートによる拭き取りは肌を乾燥させる可能性があるため、軽めの保湿ケアも行いましょう。

どうしても入りたくないときや体調不良時、一時的な対処法としての活用がおすすめです。

洗顔だけはする

どうしてもお風呂に入りたくない日でも、洗顔だけは行いましょう。1日1回以上の洗顔は、肌トラブルの予防と健康的な肌を維持するために必要不可欠です。

洗顔を行う際のポイントは以下のとおりです。

簡単な洗顔ルーティーンは、2〜3分程度で完了します。メイクをしている場合は、クレンジングを行ってから洗顔することで、より効果的に汚れを落とせます。

洗顔は、一日の汚れや余分な皮脂を落とし、肌トラブルを予防するために重要です。どうしてもお風呂に入りたくない日でも、顔は皮膚が薄くてトラブルを起こしやすいので、洗顔だけは行うようにしましょう。

よくある質問

入浴に関するよくある質問について解説します。

朝風呂でもいい？

朝風呂にも様々なメリットとデメリットがあります。入浴のタイミングは個人の生活リズムや体質に合わせて選択することが重要です。

朝風呂のメリットとデメリットは、以下の内容が挙げられます。

理想的な入浴のタイミングは、夜と朝の両方で入浴をすることです。夜のお風呂で一日の疲れを癒し、朝のシャワーで身体を起こしてスッキリさせるのがおすすめです。

朝だけの入浴でも、夜も最低限のケアを行いましょう。例えば、顔を洗う・全身を軽く拭くなどの簡単なケアを行うことで、就寝時の清潔さを保ち、肌トラブルを減らすことができます。

まとめ

夜お風呂に入らないデメリットは、睡眠の質低下や肌トラブルの増加など、さまざまな影響があります。

しかし、忙しい毎日の中で夜の入浴を習慣化するのは簡単ではありません。

入浴時間の短縮や楽しみを作る、ルーティーンの見直しなど、様々な工夫を取り入れることで、継続的な入浴習慣を身につけることが重要です。

どうしても入浴できない日は、ボディシートの使用や洗顔だけでも行うなど、最低限の清潔さを保つ努力が大切です。

自分に合った入浴スタイルを見つけ、心身ともに健康的な生活を送りましょう。